
僕を育ててくれたテンダー・バー
ドラマ
Amazon Studioが制作したAmazonオリジナル作品の「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ」や「Modern Love」が好きなので、Amazonオリジナルは良い作品が多いのではと思い、同じくAmazonオリジナル作品の「僕を育ててくれたテンダー・バー」を鑑賞しました。
結果から話すと、最後まで観ると良い作品だと思いましたが、それまでは特に良いとは思わず、むしろ退屈だったと。
その良い作品だったと思う理由が、最近個人的に感じてることと関連してました。
主人公のJRの両親はJRが若くして別々に暮らし、JRは母親の実家で暮らすこととなる。
その家には母親の両親とバーを営んでる叔父が住んでいて、言わばその叔父がJRの父親代わりとなって様々な経験をさせてくれて訓示を垂れる。
JRが少年の頃にその叔父から男の作法として
- 女性に暴力を振るうな
- 母親、恋人を大事にしろ
- お金を常に隠し持っておけ、そしてそのお金を飲み代に使うな
- お酒の飲む量を制御しろ、それが出来なければ飲むな。そして30年も甘いお酒にお金を使うような大人になるな
と伝えます。
そしてJRが青年になってからも、「安物のスコッチは飲むな、車を所有しろ」など訓示を垂れます。
そこでJRは遠い場所で暮らす父親と会うこととなり、車は所有してはいるものの、お店では安物のスコッチを注文してアルコール中毒者のような振る舞いをします。
さらにそのお店から離れて、その父親が恋人と暮らしてる家に行って夕飯を共にしようとする場面では、父親が恋人を邪険に扱い暴力を振るいます。
それにJRが怒り、警察を呼んで逮捕沙汰となります。
JRは叔父から少年期に教わった、男としての訓示を覚えていたということになります。
子どもは親から聞かされる話を実は覚えてる
子どもが幼い頃に、親は理解できない話だと思ってあまり大人社会で必要なことを話さない家庭が多いのではないでしょうか、
少なくとも僕の家庭ではそうでした。
それが思春期になり、反抗期を経ると話すこと自体がなくなり、やがて社会人となると親元を離れます。
そうなると子どもが親の話を聞く機会があるのは実は少年期の頃だけで。
その時期にこそ理解されない、またはすぐに実行に移せないまでも色々な話をするべきだと最近思ってます。子どもはわりとその話を覚えているので。
みなさんは「そういえば親から昔こういうことを言われたな」と、ふと思い出すことはありませんか。
「賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ」の歴史の部分を親が感じたことで補うならば、子どもは賢者への道を歩むことができるのではと思っています。
