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15時17分、パリ行き

15時17分、パリ行き

ドラマ

タイトルの通り、15時17分のパリ行きの列車で何かが起きます。
その全貌を知るために作品を鑑賞し続けることになりますが、実際は作品の終盤まで知る由もありません。要は前フリが長いと揶揄したくなりますが、一般に日常と非日常のバランスを考えるとそれくらいの割合であろうと。
そう捉えると、その構成にリアリティを感じます。
さらに作品を観終わった後で分かったのですが、登場人物の主役3人は実際の人物でした。それを加味すると、よりリアリティさを重視した作品であることが分かります。
ひとりの人生において表彰を受けたり、讃えられたりする非日常的なセレモニーは一瞬の出来事で。そこまでに行き着くための日常をどれくらい積み重ねたか、割合が大きいかを示した作品ではないでしょうか。

エンドロールで感傷に浸る演出

作品の監督はクリント・イーストウッドですが、エンディングへの導入がどの作品も良いと感じます。
「リチャード・ジュエル」と同様、エンドロールが流れるときに感傷に浸ることができます。
流れてくるエンドロールをただ呆然と見るだけ、時間の流れが緩やかになり、頭の中を少しずつ整理するひと時を与えてくれます。