
ミスチルの凄さのひとつに挙げたいこと
マニアック
ミスチルデビュー30周年を記念したツアー「半世紀へのエントランス」が先週幕を閉じられました。
このツアーはアルバム「重力と呼吸」リリースで敢行された「 Tour 2019 “Against All GRAVITY”」以来のツアーで、アルバム「SOUNDTRACKS」リリースに伴うツアーは、コロナの影響で敢行されずに間が空いたため、およそ3年ぶりのツアーということでも注目を浴びました。
その「半世紀へのエントランス」の各公演は大盛況でした。
僕も東京公演のLIVEに参戦して(ミスチル30周年記念ツアー「半世紀へのエントランス」東京ドーム公演の全曲レポート)、その素晴らしさを体験したひとりになりますが、一方で残念だったことがアルバム「SOUNDTRACKS」の収録曲を中心としたLIVE公演が聴けなかったことです。
個人的にはデビューからの節目で敢行される記念ツアーよりも、最新アルバム曲を中心としたツアーの方を好むので。
最新アルバム曲を中心としたツアーを好む理由とその特異性
僕が最新オリジナルアルバム曲を中心としたツアーを好む理由のひとつに、現在進行系のミスチルのパフォーマンスを体感できるからです。
ミスチルはインタビューで常々、自信作は最新アルバムだと公言しています。
過去曲、過去のアルバムより最新アルバムやアルバムに収録されている曲こそが好きだと話されます。
それは表現者たる所以の、今生んだ作品を好む傾向と同様ではないでしょうか。
その最新オリジナルアルバム曲を中心としたセットリストを楽しみたいと思うミスチルファンも少なくないかと思われます。
一方で、ミスチルほどオリジナルアルバムを定期的にリリースするミュージシャンも珍しいことに最近気づきました。
つまり、ミスチルファンであるが故に当たり前と感じている、オリジナルアルバムを引っ提げたツアーが定期的に敢行されることは、実は特殊なことだと。
そこでミスチルとその他のバンドのオリジナルアルバムリリースを、直近20年ほどで最新から年ごとに遡って整理してみました。
ミスチルのオリジナルアルバムリリース
- 2020年「SOUNDTRACKS」
- 2018年「重力と呼吸」
- 2015年「REFLECTION」
- 2012年「[(an imitation) blood orange]」
- 2010年「SENSE」
- 2008年「SUPERMARKET FANTASY」
- 2007年「HOME」
- 2005年「I ♥ U」
- 2004年「シフクノオト」
- 2002年「IT'S A WONDERFUL WORLD」
スピッツのオリジナルアルバムリリース
- 2019年「見っけ」
- 2016年「醒めない」
- 2013年「小さな生き物」
- 2010年「とげまる」
- 2007年「さざなみCD」
- 2005年「スーベニア」
- 2002年「三日月ロック」
GLAYのオリジナルアルバムリリース
- 2021年「FREEDOM ONLY」
- 2019年「NO DEMOCRACY」
- 2017年「SUMMERDELICS」
- 2014年「MUSIC LIFE」
- 2013年「GUILTY」
- 2013年「JUSTICE」
- 2010年「GLAY」
- 2007年「LOVE IS BEAUTIFUL」
- 2004年「THE FRUSTRATED」
- 2002年「UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY」
ラルクのオリジナルアルバムリリース
- 2012年「BUTTERFLY」
- 2007年「KISS」
- 2005年「AWAKE」
- 2004年「SMILE」
ウルフルズのオリジナルアルバムリリース
- 2019年「ウ!!!」
- 2017年「人生」
- 2015年「ボンツビワイワイ」
- 2014年「ONE MIND」
- 2007年「KEEP ON, MOVE ON」
- 2006年「YOU」
- 2005年「9」
- 2003年「ええねん」
- 2002年「ウルフルズ」
サザンのオリジナルアルバムリリース
- 2015年「葡萄」
- 2005年「キラーストリート」
アルバムリリース年を整理してみて分かったこと
実は整理する前に、ミスチルのリリースしたアルバム数が主要なバンドのなかでは圧倒的に多いだろうと踏んでましたが、GLAYもウルフルズも多いことが分かり、驚きました。
ここでリリースしたアルバム枚数が多いから良いと主張したいわけではなく、そこにはバンドの音楽性や事務所との兼ね合いもあるかと思います。
それでもミスチルとスピッツに至っては、事務所とアルバム制作時期を契約で定めたかのように2、3年を周期にオリジナルアルバムをリリースされていることに継続の素晴らしさを説いてるようです。
ミスチルの凄さのひとつとして挙げたいこと
ミスチルの凄さとしてよく挙げられるのは
- 桜井さんが書くメッセージ性の強い歌詞
- ポップミュージックの真髄とも言えるバンドサウンド
- 誰もが口ずさめるメロディ
などになります。
それらは聴き手の感受性によって違うので、是非があります。
しかし継続して音楽制作に取り組む精神力は、千差万別の感受性に関係なく素晴らしいことではないでしょうか。
以前ツアー中に、JENさんがプライベートで小指を怪我されて、代理サポートメンバーで対処せずにそのままLIVEを中止にしたことがあります。
また「シフクノオト」制作前にJENさんが、まだアルバム制作をしない方が良い話されて、その理由で活動休止されてた時期があります。
それらの点から楽曲制作やLIVE公演は、あくまでも4人が同じ意志を持つことで遂行されていることが分かります。
それがデビューしてから今まで継続できたことが並大抵のことではないですね。
かの野村克也さんが偉大な記録は「連続」が付くものだと話しました。「連続試合出場」「連続安打」「連続出塁」など、続けることこそに価値があるという意味になりますが。
それと同様のことがミスチルにも言えるのではないでしょうか。
