
「ロッケンロー・サミット2022~路拳狼救出大作戦!~」LIVE鑑賞で感じた大事なこと
LIVE鑑賞
8/27(土)に東京渋谷のSpotify O-EASTで開催されたロッケンロー・サミット2022~路拳狼救出大作戦!~に参戦したので、そのレポートとなります。
ロッケンロー・サミットについて
ロッケンロー・サミットは2000年から行われたロックフェスとなりますが、僕自身は今年初の鑑賞となります。
『ロッケンロー★サミット』は2000年に誕生したあまたあるロックフェスとは一線を画す完全無欠のロックンロールフェスティバルです。
日本を代表する新旧ロックンロールバンドとルーツミュージックを愛するオーディエンスが年に一度、真夏の渋谷に集結し1日中ロックンロールに酔いしれるロック祭りです。
若手ロックンロールバンドにとって登竜門ともいえるイベントで、「ロックンロールの甲子園」とも言われております。
これまでに日本のロックンロールシーンを牽引するロックンロールバンドが数多く出演し、真夏の渋谷を盛り上げてきました。
しかしながら、コロナの影響で2020年は中止。2021年は緊急事態宣言の真只中での開催となり、キャパシティ制限がある中、国の助成金のおかげでなんとか成立しました。
今年はテレビ局も主催に入らないため、財政的にも非常に苦しく、開催するか否か非常に悩みましたが、20年以上存続するこの熱いロックンロールの炎を消したくない、という想いから、クラウドファンディングプラットフォーム「we fan」にご協力いただきクラウドファンディングに取り組み実施したいと思います。
ロックンロールに頭をガツンとやられて人生変えられた男達と、ロックンロールを信じて止まないピュアでハッピーなキッズ達と、ロックンロールを勘違いしたままのあの娘に捧げる年に一度の激アツロックンロール首脳集会『ロッケンロー★サミット』、ロックンロールを愛する皆様のロックンロールハート待ってます。是非応援してください。
ロックンロー★サミット オーガナイザー
YOU-DIE!!!(FACTORY)
| 開催日 | 2022年08月27日(土) |
|---|---|
| 開催時間 |
11:00開場 12:00開演 |
| LIVE会場 | Spotify O-EAST |
| チケット料金 | <前売り>立見¥5,500(ドリンク別) <当日券>立見¥6,000(ドリンク別) |
参加ミュージシャン
- 12:00〜 東京サイコパス
- 12:35〜 The Biscats
- 13:15〜 JOHNNY PANDORA
- 13:55〜 THE NUGGETS
- 14:35〜 KING BROTHERS
- 15:20〜 ザ50回転ズ
- 16:05〜 THE NEATBEATS
- 16:55〜 MAD3
- 17:45〜 SA
- 18:35〜 ニューロティカ
- 19:30〜 ギターウルフ

鑑賞の目的
僕はミッシェルガンエレファントが好きで、ミッシェルガンエレファントの初期/中期の8ビートで奏でるギターサウンドが中心のガレージロックがとりわけ好きです。
その系統のギターウルフも好きではありましたが、まだ生のLIVEを観たことがなかった点と8ビートで奏でるギターサウンドを中心としたロックンロールのフェスが開催されるという点で、このロッケンロー・サミットを鑑賞することに。
※出演ミュージシャンで楽曲を聴いたことがあるのはギターウルフのみとなります。そのためLIVEレポートもそれを前提としています。
LIVE鑑賞して感じたこと
どのバンドも素晴らしかったです。
演奏のみならずLIVEパフォーマンス、加えてMCを含めてLIVE会場で起こった全ての要素が素晴らしかったです。
それは各ミュージシャンの情熱と時折見せるツイストダンス、客席へのダイブ、観客を笑顔にさせるMCなど、リモートでは味わうことができない、会場にいないと味わうことができないエンターテイメントを体験できました。
誤解を恐れずに言うと、何をしているか理性では理解できない、音楽理論もメロディもコード進行もあったものではないが、魂はしかと宿っていた。
これこそ僕が音楽LIVEで求めていたものだと再確認しました。音楽を聴きに来ているのではなく、一期一会のミュージシャンの魂を感じたいのだと。
JOHNNY PANDORA
会場へは13:50分頃に着いて、JOHNNY PANDORAのLIVE終盤あたりからの鑑賞となりました。
鑑賞して驚いたのがJOHNNY PANDORAの皆さんがとても楽しそうだということ。
ステージに上っている男性と女性のみなさんがロカビリーファッションで、楽器演奏者とダンサーがいました。
そのLIVEパフォーマンスを受けて、ロッケンロー・サミットのエンターテイメント性に否応なく期待した程です。これは素晴らしい体験ができるものだと。
JOHNNY PANDORAのLIVEはボーカルのJOHNNYさんの圧倒的な存在感を中心とした、エルヴィス・プレスリーが活動してたひと昔のロックンロールを感じました。
https://johnny-daigo.com/
THE NUGGETS
ボーカルの工藤さんが持っている圧倒的な存在感と一挙一動のLIVEパフォーマンス、爆笑必至のMCが素晴らしいです。
曲の途中で工藤さんがステージからいなくなり衣装替え?と思いきや、観客席側に登場して大量のリポビタンDを箱ごと持って観客に配布しました。
それには大歓声と爆笑で、コロナ禍で忘れてしまった光景を目の当たりに。
その工藤さんの演出に注目が行きがちですが、バンド演奏は僕好みでした。特にギターアレンジが初期のローリング・ストーンズを彷彿として聴いてるだけで踊れました。
加えて、バンド全体の音色も最高でした。
https://www.the-nuggets.com/
KING BROTHERS
ロッケンロー・サミットの出演バンドで1番好きでした。
このLIVEで初めてKING BROTHERSを知ったので、LIVEが始まってバンド編成を見るとベースレスの3人編成であること。
さらにボーカルのマイクの音色やギターの音色を聴くと、もしかしてジョンスペのようなバンドなのか?と始めに思いました。
ただLIVEではノイズ系で、ギターのマーヤさんの発狂に似たボーカルは誤解を恐れずに言うと、何をやってるか分からない。ただ全身に漲る情熱と魂を伝えてるだけのバンドで、それが魅力的でした。
加えてLIVE中盤では、ドラムを含めた全ての楽器をステージ上から観客席へと移し、用意された1つの間接照明のみを照らして幻影的なLIVEパフォーマンスを。
さらにマーヤさんがダイブしながらのギター演奏、ボーカルで観客を巻き込みました。いまだかつて観たことのないLIVEパフォーマンスに終始圧倒されて非日常を味わうことに。
その脳裏に焼き付けられた一部始終を忘れられず、ロッケンロー・サミットの鑑賞後に改めてKING BROTHERSをApple Musicで聴いてみると、LIVEパフォーマンスのノイズ系とは違うジャンルの楽曲で、当初抱いてジョンスペを彷彿とさせます。
さらに調べてみると、2012年のジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの来日ツアーでゲスト・アクトとしてKING BROTHERSが出演されてたことを知り、その因果関係に納得しました。
加えてジョンスペのようなバンドアレンジを邦楽でも体現できることに深く感銘を覚えました。
またLIVEで観たいバンドのひとつです。
http://www.kingbrothers.jp/
ザ50回転ズ
50回転ズはそのバンド名とメンバーの特徴的な外見は知っていましたが、楽曲をちゃんと聴いたことがありませんでした。
ロッケンロー・サミットでは各バンドの演奏後、次のバンドが開始されるまでに楽器のセッティングやマイクチェックを行います。
しかも楽器の音色を確認するのは当のメンバーで(ギターウルフのセイジさんのみスタッフが音色含めセッティングを行いました)、50回転ズもメンバーで楽器の音色を作り、マイクチェックを行いました。
そのマイクチェックの時に
チェック、チェック、マイクチェック!
という歌詞にメロディを乗せてバンドで1つの楽曲を演奏されてました。エンターテイメントでした。
50回転ズのLIVEはロッケンロー・サミットの出演バンドではポップ寄りのロックバンドで、メロディを聴かせる楽曲を演奏。それはバンドメンバー全員でメロディ、ハーモニーを歌うことからも裏付けます。
さらにロッケンロー・サミットで唯一覚えてる歌詞が「Vinyl Change The World」の
世界を変えるなんて 難しいことじゃないさ
たった3分だけ 世界を止めてあげるよ
であった点からもポップバンドとしての要素を放ってました。
ギターはTHE NUGGETSのギターリスト同様にFenderのテレキャス(おそらく)が心地よい音色で、思わずテレキャス欲しくなった程です。
https://www.50kaitenz.net/
THE NEATBEATS
NEATBEATSはアメリカのブライアン・セッツァーを彷彿とさせるロカビリーバンドで、演奏技術が言わずもがなで素晴らしいです。
リズムギターとメインのギター、並びにギターソロのツインギターのアンサンブルが特徴的ですが、個人的にはドラムの技術と演奏スタイルが好みでした。
ドラムの演奏スタイルはスネアの数やセッティングの低さから、プレースタイル同様にジャズを彷彿とさせます。
さらに衣装もタキシードなのでブルーノートで演奏してるかのよう。カッコ良かったです。
http://www.neatbeats.net/
MAD3
ロッケンロー・サミットの出演バンドでは唯一、内省的な世界観を表現されて異彩を放ってました。
デビッド・ボウイを彷彿とさせるビジュアルとバンクロックサウンドをMIXしたかのような表現は、邦楽にもこういうバンドがいるんだと感動を覚えたほどです。
どの楽曲もギターのアレンジや音色が心地良かったです。
https://www.mad3.tokyo/
SA
「今は16歳のあの頃に戻ろうぜ」を合言葉に、踊れるロックンロールを奏でるバンドです。
ボーカルのTAISEIさんのMC含めたLIVEパフォーマンスは圧倒的存在感があり、TVタレントのようなスター性を感じました。
http://sa-web.jp/
ニューロティカ
コミックバンドとしての位置付けだったのでしょうか。ボーカルのあっちゃんの強烈な個性でそう感じますが、楽曲はロックンロールです。
ただ個人的にはギター色が弱いかなと。
https://newroteka.com/
ギターウルフ
ロッケンロー・サミットのトリに相応しい熱いLIVEパフォーマンスでした。
LIVEが始まると赤のレザージャケットにレザーパンツのセイジさんが登場して、生ける伝説を初めて見ることができました。
1曲目が始まる前にベースのGOTSさんとビール1缶を一気呑みして、いざ開演。正直、ギターが爆音すぎて耳がやられました。
唯一の後悔
ロッケンロー・サミットの唯一の後悔として、ベースのGOTSさんが観客席に向かってダイブする際に、それを受け止めなかったことです。
それはLIVE終盤の演奏中にGOTSさんが、目の前の観客席で人を集めて欲しいという手招きをされましたが、そこから若干遠かったこともあり、その輪に参加することなく、ダイブする光景をただ目の当たりにするだけでした。その輪に加われば良かったと。
全身全霊のパフォーマンスが終わる
本編が終わり、ステージを後にするセイジさんは身体がふらついていて、その言葉通り全身全霊でやり尽くしたことが分かります。
不謹慎ではありますが、ステージ上で力尽きることがセイジさんの本望なのではと感じた程です。
その後アンコール曲を演奏して、ロッケンロー・サミットもろとも終演しました。
https://www.guitarwolf.net/
LIVEで大事なこと
ロッケンロー・サミットに初鑑賞で十二分に楽しめることができました。
LIVEの醍醐味として好きなミュージシャンを生で観たい、好きな楽曲を生で聴きたいの他に、一期一会の会場でしか味わえないミュージシャンの魂を感じることだと思います。
ロッケンロー・サミットの出演バンドの楽曲は知らなくても、まさしく魂を感じることができました。
それはコロナ禍で規制されてた表現を久々に感じた点でも感慨深いLIVEとなりました。
特にKING BROTHERSとギターウルフは観客に向けて全身全霊で、この日だけの表現をする姿勢には尊敬の念すら覚えました。
来年も参戦したいです。