
クロマニヨンズ「SIX KICKS ROCK&ROLLツアー」LIVE鑑賞の感想
LIVE鑑賞
東京都江戸川文化センターで行われたクロマニヨンズ「SIX KICKS ROCK&ROLLツアー」のLIVE鑑賞したので、その感想を。
まず初めにクロマニヨンズのファンの方には申し訳ないですが、個人的に特別にファンというのではなく、且つクロマニヨンズやハイロウズ、ブルーハーツのアルバムを持ってないです。
ただ甲本ヒロトさん、マーシーさんのパッションが好きで、たまたまLIVEチケット申し込ができるお知らせが来たので、この機会に一度甲本ヒロトさんを生で見たいと思い、鑑賞に至りました。
その背景での感想となります。
セットリスト
- ドライブGO!
- 光の魔人
- 千円ボウズ
- 大空がある
- もぐらとボンゴ
- ここにある
- 爆音サイレンサー
- イエー!ロックンロール!!
- 冬のくわがた
- ナイフの時代
- ごくつぶし
- 縄文BABY
- 空き家
- メタリックサマー
- 妖怪山エレキ
- 暴動チャイル
- エルビス(仮)
- 生きる
- 紙飛行機
- タリホー
- エイトビート
- ギリギリガガンガン
- ナンバーワン野郎!
甲本ヒロトさんはやはり伝説ロッカーだった
このLIVEを観て嫌な気持ちになった観客はいたのでしょうか。おそらく誰もが楽しめて、特別な夜を味わったのではないでしょうか。
その要因として、甲本ヒロトさんの愚直なほど昔から変わらないストレートなパフォーマンスがあって、歌うことハーモニカを吹くこと、身振り手振りのパフォーマンスが一生懸命で、手を抜かない姿勢があるからではないでしょうか。
以前テレビ番組で、甲本ヒロトさんの夢は「バンドをすることだ」と話してました。
バンドをしてお金持ちになりたい、有名になりたいなどの夢に対する手段としてバンドをするのではなく、単にバンドをすることが夢だと。
そういう想いが観客にストレートに伝わるLIVEでした。
加えてLIVEが始まって1、2曲を終えて、ステージ上にいたスタッフから「音響はどうですか?」と聞かれたのでしょう。甲本ヒロトさんがスタッフに親指を立てて応えるシーンに、ひととしての優しさを感じました。
それ以外でもマイクスタンドを持ってくるスタッフにも丁寧な対応で、音楽の才能だけではないひととしての器の大きさを感じずにはいられず。
それら全てが甲本ヒロトというロッカーなのだと。
その人間性、パフォーマンスもさることながら、ボーカリストとしても声量もあって、音が外れなくてリズム感があって、素晴らしいミュージシャンだと改めて思いました。
LIVEパフォーマンスに圧巻
クロマニヨンズは甲本ヒロトさんの身振り手振りのパフォーマンスに目が行きがちですが、バンドとして生で聴いてみると演奏力が素晴らしいです。
ステージ上では、甲本ヒロトさんが楽曲によってはハーモニカを吹きますが、演奏主体はドラム、ベース、ギターのみで、8ビートの単調なビートに骨太のリズム隊とマーシーさんのリズムギターとリードギターを使い分ける高度なロックンロールバンドという印象を持ちました。
バンド形態が最小で、且つコード進行が少ない8ビートということで、アマチュアバンドがコピーやカバーするとしたら取っつきやすさはあるが、同じようなグルーブ感は出ないだろうと。
さらにコーラスが素晴らしく、所謂体育会系のコーラスですが、どれも力強くて音が外れてませんでした。
初LIVEで意外だった点
クロマニヨンズのLIVEに初参戦して意外に思った点が2つありました。
ひとつは甲本ヒロトさんのMCが少ないということ。
このLIVEはコロナ禍ということで、観客はLIVE中に声援を送ったり、大声で叫んだりすることを禁止されました。唯一のアクションは拍手のみと事前アナウンスされました。
その影響からか、MCで観客を煽るようなことを自制されたのでしょうか。甲本ヒロトさんのMCは二言三言でした。
そのなかで「拍手だけでもお客さんの気持ちって伝わるんですね」というMCが印象的で、短いながらも観客の心を掴む言葉はさすがですね。
ふたつめはこれもコロナ禍の影響でしょうか。LIVEパフォーマンスで演奏者がステージを駆け回ったり煽ったりしなかった点です。
ロックンロールバンドの勝手なイメージとして、演奏者が観客を煽る言動が多いと思ってました。
LIVEでは終始バンドのグルーブ感や演奏で会場を盛り上げてるようで、大御所としての貫禄さが如実に伝わってきました。
とはいえ甲本ヒロトさんは歌っている最中はもちろん、間奏でも身体全体を使ってリズムを取る姿は格好良いの一言に尽きますね。
LIVE鑑賞後に改めて楽曲を聴いてみると
このLIVE鑑賞で甲本ヒロトさんのストレートなLIVEパフォーマンスと骨太のバンドサウンドでクロマニヨンズの虜となり、改めて楽曲を聴き直してみると「生きる」の歌詞で
探しものが あるのではなく
出会うものすべてを 待っていた
見たいものと 見せたいものばかり
に感銘を受けました。
時間の流れによって自分が向かうまでもなく、物事は向こうから来るんだなと。
それは例えば春の訪れであったり、人との出会いであったり。「待つ」という行為は受け身のように感じますが、向こうから来るものを感じて掴むことは能動的だと。
焦らずに待っていれば転機は訪れるし、それを感じ取れる。
そのためにも「その時まで 空っぽでもいいよ」でなければいけないと思いました。
最後に
甲本ヒロトさんが活動されてる間に生で見れて、とても感慨深いLIVEとなりました。
話は変わりますが、バンドを好きになってもそのバンドが今後LIVEをするとは限らないことを身に沁みていて、例えば
- ミッシェル・ガン・エレファント
- スーパーカー
- フジファブリック
- ブランキージェットシティ
などYouTubeでは見れるのですが、生で観ることは出来ないバンドがあります。
その点でも今回クロマニヨンズのLIVEを観れて良かったと。
あの時チケットに申し込む決断をして良かったと。